おすすめの本『紛争地の看護師』

こんにちは。営業の長尾です。まだまだ暑いですね。さて、本日はおすすめの本を紹介させていただきます。
『紛争地の看護師』著:白川優子
この本は、「国境なき医師団」で活動している看護師、白川優子さんが書かれた本です。白川さんがどのようにして国境なき医師団に入りたいと思うようになり、実際に入ってそこで経験した活動内容や気持ちなどが書かれた本です。
事実は小説より奇なり、という言葉があります。この言葉は、フィクションや小説よりも、現実で起こることのほうがはるかに複雑で奇妙で不可思議であるという意味のことわざだそうですが、この本に書かれていることは、奇妙という意味ではないのですが、普段ニュースで事実として聞く内容が、リアルな体験をもとに映像を思い起こさせるようなお話になっています。そういった意味で、小説よりも読みやすい事実の話です。こういった話を安易に読みやすいとか言ったらダメかもしれないのですが、非常にお勧めの本です。全部で約270ページですが、とても読みやすいです。(くどいですね。)
私が一番印象に残ったところを抜粋します。文章の前後が無いので、内容が伝わりずらいと思うのですが、抜粋してみます。
168ページ、タイトル「死体、死体、そして死体」より引用
「国連職員たちの、呆れに近い視線にさらされながら私たち5人は2台のランドクルーザーで国連基地を出発した。基地の門を出た瞬間から、ホラー映画のようなドライブが始まった。まず出迎えたのは、路上に転がっている無数の無残な死体だった。ここまでは予想していた。しかし、この道中では思い出すだけでもおぞましい光景を見た。それは、転がった人間の死体に群がる犬や鳥だった。なかでもペリカンほども大きな鳥は、今までに見たどの鳥よりも恐ろしい姿だった。一番忘れられないのは目だ。あれは何という鳥だったのか、いまだに調べていない。たとえスマホの画面越しだとしても、あの姿を見るのは二度とごめんだ。」
もう1つ、引用します。57ページ、タイトル「静かで、巨大な怒り」より引用
「カディージャの父親だけは、いつでも無表情だった。ただただ、彼女の世話だけに気持ちを集中しているといった感じだ。大勢の患者や付き添いが集まるなかで、一種のコミュニティと化す病院では、通常は自然に人と人との会話が発生するものである。それはポジティブな会話だったり、辛さを分かち合うものであったりするが、どんなものであれ、人は隣にいる誰かと会話するものだ。この父親は誰とも会話を交わさない。水を汲みに行き、食料を調達し、娘の体を動かす手助けをする。娘の繰り返される手術のたびに、彼女の病室で待てばよいものを、椅子のない手術室の前で、彼女が出てくるまでじっと黙って待っている。彼は鬱でも心神喪失でもない。彼は巨大な怒りを放っていた。娘と妻の笑顔の向こう側で渦巻いている彼の怒り。この怒りを彼は誰にぶつけたいのか。彼の怒りを世界はどこまで知っているのか。彼が自ら発信できぬならば、それは私が世界に伝えていかなければならない。」
えー、どうでしょうか。実際、想像することができないレベルの内容で、今自分が想像した映像をはるかに超える現実がそこにはあるのでしょうが、それでも、なんとなく想像はします。
自分は、今いる場所で、今できる仕事をしっかりやるということでしかないんですけど、すごくお勧めなので紹介させていただきました。
「ほぼ日の学校」というアプリで、白川さんのお話を動画で視聴することもできます。エネルギッシュな人柄が伝わってきますよ。
お読み下さり、有難うございました。

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