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FLAT HOUSE

住宅プランナー:楠田 慎太郎

住宅プランナーとして営業と設計・コーディネーターをしています楠田 慎太郎です。お客様との出会いから、お引き渡しまで伴走する形で仕事をしています。多くの方にとって人生で1番大きな買い物になる家づくりですが、その場に立ち会えるということに大きな喜びを感じます。家づくりをお考えでしたらぜひ当社にご相談ください。

こんにちは。住宅プランナーの楠田です。

「平屋を建てたい!」というご要望が最近とくに多くなっている気がします。ということで今回は平屋について書きたいと思います。

平屋のメリット・デメリットについてはあらゆる書籍やサイトで語られているので簡潔に。

■平屋のメリット

①効率的な生活動線がとれる

②勾配天井など天井を高くとりやすい

③家族のコミュニケーションがとりやすい

④建物の高さがないぶん、将来的なメンテナンスコストを抑えられる

⑤バリアフリーを実現できる

etc…

■平屋のデメリット

①広い敷地が必要

②建物の坪単価が上がる

③日当たりや風通しが悪い部屋ができる可能性がある

④プライバシーや防犯面に配慮が必要

etc…

まず『建物の坪単価が上がる』というデメリットに焦点を当ててみます。

平屋を建てたいけど悩んでいるお客様が共通して持っている認識で『平屋=(金額が)高い』というものがあります。

平屋が高くなる原因としては、基礎と屋根という元々コストが大きい工事が平均的な2階建てと比べて大きくなることに原因があります。

基礎と屋根は平米(㎡)単価〇〇円や坪単価〇〇円という計算で見積書に記載されています。仮に、同じ延床30坪の戸建住宅で総二階建てと平屋建ての基礎と屋根面積を比べると当然、平屋のほうが大きくなりますよね。それによって建物総額を延床面積で割った坪単価が平屋のほうが高くなるわけです。

これが『平屋=高い』といわれる建築面での要因です。

ただ、30坪という延床面積である場合、平屋と2階建てでは広さの感覚にかなり差があります。平屋には階段のスペースがありませんし、もちろん2階トイレもありません。そのぶん、各スペースに同じくらいの広さをとったとしても平屋のほうが延床面積はコンパクトになります。逆に、30坪の平屋というと3LDKや4LDKの場合、かなりゆとりがあるといえます。最近では珍しくないかもしれませんが、100平米マンションというと以前はかなり豪勢に感じられたものです。

図面①

図面①は2階建て4LDKの間取例です。延床面積は32.05坪です。

図面②

そして図面②は平屋建て4LDKの間取例で延床面積は27.80坪です。居室の帖数や収納スペースに若干の差があるとはいえ、階段がなく、廊下が少ないぶん平屋のほうが効率的に部屋を配置できています。

つまり、平屋と2階建てを検討する際には同じ4LDKで検討するとしても必ずしも同等の延床面積にはならず、平屋のほうが効率的な部屋の配置をすることで建物をコンパクト化でき、そのぶん建築総額を抑えられるというわけです。

少し話は変わりますが、ご夫婦とお子様1人という家族構成のお客様は大体3LDKにするか4LDKにするかを検討されます。もちろん、今後もう一人という計画がある方、夫婦別室や将来的なご同居、趣味部屋として1部屋余分に。という方は3LDKもしくは4LDKを検討されたほうがよいでしょう。

参考資料①は世帯人員別にみた世帯数の構成割合の年次推移という資料です。これを見ると平成12年あたりから4人家族世帯を3人家族世帯が上回っています。(1人世帯に関しては大変な増加率です)

土地価格と建築コストが上昇していく中で、住宅のコンパクト化が進んでいますが、それと同時に余分な荷物を持たないミニマリストという生き方が日本人に広がってきています。私自身はミニマリストとは程遠い人間ですが、不要な部屋をあえてつくる必要はないと考えています。

参考資料②は世帯における児童数の年次推移です。平成19年以降は世帯における児童数が1人という世帯の割合が一番多くなっています。でも、供給される新築建売はやっぱり3LDKもしくは4LDKがほとんどです。それはもちろん、販売する側からすればリスク回避のために当然のことです。

注文住宅の場合は3人家族であれば夫婦で一部屋、子供部屋1つという2LDKを検討してみてもよいと思います。土地代は相場がありますので、掘り出し物の格安物件に巡り合うチャンスはまずありません。だとすればある程度土地の広さが確保できるエリアで建築コストを抑えられるコンパクトな戸建住宅を検討してみる価値があるのではないかと思います。

人によっては小さい家を建てるくらいならマンションを買う。とか、賃貸のままでいい。と言われるでしょう。ただ、区分所有のマンションは音の問題や共益費、修繕積立金、駐車場代の支払いと一生付き合わなければなりません。賃貸の場合は当然家賃を支払い続けなければならず、いくら支払っても自分のものにはなりません。老後の年金生活で家賃を支払うのは大変なことです。

コンパクトだとしても戸建の持ち家には土地があります。日本の場合、家は経年で価値が低下していきますが土地は資産として残ります。

さらに、5年前に2,000万円で建築できた建物が、いま建てると2,500万円になっているといいます。ここ5年間でこれほど建築コストが上昇しているわけです。平均所得が増えているわけではなく、それどころか家計を圧迫する値上げが各分野で現実のものとなっています。お金がかかることについて思考を止めてしまいそうになってしまいます。とはいえ、生活の3大要素のひとつ、『住』を無視するわけにもいきません。

日本の家づくりはカーボンニュートラル実現のために、高気密・高断熱化や省エネ、創エネなど変わり始めていますが、これまでの概念にとらわれずに『自分らしく』暮らしを変えるということが何なのか。それを考え、実現することがこれからの住宅に求められることだと思います。

そこで万人にはまる考えとは思いませんが、選択肢の一つに『小さな平屋』を加えてみるのはいかがでしょうか。

■小さな平屋のメリット

①広さではなく、『好き』にお金をかけられる

②掃除がラク(もしかしたらお掃除ロボット1台でお掃除が済むかも)

③家族のコミュニケーションがいやでもとれてしまう

④冷暖房費が抑えられる(屋根の断熱を工夫すれば夏涼しくて、冬暖かいを実現できる)

⑤地震や風に強い(これは平屋共通でいえることです)

⑥大空間がつくれる(ヨコの広がりはなくともタテの広がりはつくれる)

⑦土地の広さをそこまで必要としない(建ぺい率のチェックが不可欠)

図面③

小さな平屋①

図面③は2LDKのコンパクトな平屋間取例です。主寝室と洋室が1つずつという間取りで延床面積は21.46坪です。ご夫婦とお子様1人もしくは2人住まいの想定で作成しています。各部屋のクローゼットとは別にシューズクロークと洗面脱衣室に隣接してウォークインクローゼットを配置しています。

小さな平屋②

さらに、ロフトがありますので収納スペースは一般的な2階建てよりも充実しています。

小さな平屋③

小さな平屋④

勾配天井によってタテの広がりも得ています。LDKは約16帖ですが、天井が高いぶんより広さを感じられます。

こちらの小さな平屋は現在弊社で分譲中のネクスタウン筑前2号地に配置しています。敷地面積は51.95坪(準工業地域で建ぺい率は60%)です。南側が水路に面していてその向こう側は田畑が広がっており、明るさも風通しもバッチリです。駐車場2台分とお庭もゆったりとれています。

前述の一人世帯が増えているという現実がありますが、『単身=賃貸』という考え方は今の時代では正しいとはいえません。単身の方にもぜひ小さい平屋をご検討いただきたいです。

お客様の生活スタイルや敷地条件に合わせて間取りをご提案させていただきますので、お気軽にご相談いただければと思います。長文となりましたが、お付き合いありがとうございました!

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